階段ササラの補修

「ささら」って、何だか分かりますか?

建築関係の仕事などをしていないとピンとこないかもしれませんね。

ささらは、階段の両脇にある、踏み板を据え付ける部材の名前です。

 

今回の依頼は、組立前のささらの角が欠けてしまったというもの。

落としたのか、角先がつぶれてしまっていました。

 

つぶれてささくれた部分を切り落とし、パテで形を作ります。

そして彩色。集成材のため、自然な木目感を出すのが難しい…。技術がいるところです。

 

顔料と染料を少しずつ合わせながら、必要な色を探していきます。

そして、作業後がこちら。

 

何事もなかったように、ぴしっと仕上がりました!

 

帰社後、写真を他のスタッフにも見せると「どこを直したの?」

補修はそういう状態でなければいけませんね(^-^;

 

上にも書きましたが、集成材など本物の木地の補修はベテランでも技術を要するところ。

日々、研鑽していきたいと思います。

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追記

ここの現場の道中立ち寄った「豊郷小学校※」。

築80年余、ヴォーリズ建築事務所による名建築です。

残念ながら屋内は撮影禁止でしたが、素晴らしかったですよ~

一見の価値ありです。

(け〇おん!の聖地でもあります、余談…笑)

※豊郷小学校(旧校舎)

1937(昭和12)年、豊郷町出身の実業家・古川鉄次郎の寄付によって建てられました。

鉄筋コンクリート造・2階建て(一部3階建て)となっており、1920年代の「合理主義建築」を反映した白壁に黒の窓枠というモダンな佇まい、階段手摺に飾られたうさぎとかめなど、細部に至るまで美しく設計されています。観光案内所となっている旧図書館の大空間なども壮観です。